KAPA HyperCap Heredity panel
KAPA HyperCap Heredity panel
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遺伝性疾患プロファイリングなどに使用するKAPA HyperCapture用Heredityパネル
遺伝性疾患プロファイリングなどに使用するKAPA HyperCapture用Heredityパネル
KAPA HyperCap Heredity Panelは、遺伝性疾患の研究に強く関連する3,332の遺伝子をカバーする10 Mbのハイブリダイゼーションキャプチャー用パネルです。本製品を用いることで、Roche技術者によって厳選されたターゲットを、均一的かつ低い重複率で、効果的にシーケンスすることができます。
特長
- 厳選されたターゲット(パネルデザイン)
- 効率的なシーケンス
厳選されたターゲット(パネルデザイン)
- 遺伝性疾患や遺伝性腫瘍に関わる3,332遺伝子に加え、ClinVarにpathogenic またはlikely pathogenicで登録されている遺伝子バリアントをカバー
- シーケンス効率を上げる10 Mb以下のコンパクトデザイン
図1. 各主要ゲノムデータベースのKAPA HyperCap Heredity Panelによるカバー率
100 ng のgDNAを初発DNAとしてKAPA HyperCap Workflow v3でKAPA HyperCap Heredity Panelによるターゲットシーケンスを実施した(96レプリケート、サンプル:NA12878)。ライブラリー調製にはKAPA HyperPrep Kitを使用し、12サンプルをプレプールして8回のハイブリダイゼーションを行った。NovaSeq™ 6000システムでシーケンスを行い、解析前に10M のHQフィルタークラスターにダウンサンプリングした。ターゲット3,332遺伝子のうち、ACMG73、ENSEMBL、RefSeqのそれぞれに登録されている遺伝子領域の99%以上、ClinVar登録遺伝子領域の85%以上が、30x以上のカバレッジでシーケンスされたことが示された。
効率的なシーケンス
- ライブラリー作製キットKAPA HyperPrepもしくはKAPA HyperPlus Kitsを使用するKAPA HyperCapワークフローに対応
- 自動化にも対応可能
- 高い特異性(On-targetリードは80.9%)と高い均一性(Fold-80 base penaltyは1.42)および低いPCR重複率(2.2%)という、バランスの取れたパフォーマンスを実現
- シーケンス効率を最大化(ターゲット塩基の98.5%を30xでカバーし、平均カバレッジは92.6 xを達成)
図2. KAPA HyperCap Heredity Panelを使用したターゲットシーケンスでのパフォーマンス
100 ngのgDNA (coriell cell lines)からKAPA HyperPlusを使用したライブラリー調製を行い、8プレックスのプレプールキャプチャーを2回実施した。最終的なライブラリーはNovaSeq™ 6000システムでシーケンスを行い、解析前に10M のHQフィルタークラスター(2×100 bp)にダウンサンプリングした。
左図:左より、リードのオンターゲット率、平均カバレッジ、30x以上で読まれた割合
右図:左より、PCR duplicateの割合、Fold-80 base penalty
関連製品
KAPA HyperCapture Reagent and Bead Kits
仕様
- ターゲットサイズ:約10 Mb
- プローブ:120 bpビオチン化オリゴヌクレオチド
- プロープデザインファイルはページ下部の「技術資料」からダウンロードをお願いいたします。
- 保存温度:受領後–15℃~–25℃/溶解後–15℃~–25℃(※1)
- 使用期限は、ラベル記載に準ずる(製造より36か月 ※2)
※1
・KAPA HyperCap Heredity panelは凍結乾燥された状態で提供されます。
・溶解/再懸濁後にはプローブを1回ごとの使用量に分注し、-15℃~-25℃で凍結することをお勧めします。
※2
・2022年11月1日以降に製造されたものから適用され、外箱ラベルに36か月の使用期限が印字されます。
・それ以前に製造されたロットでは、外箱ラベル記載の使用期限を参照してください。