3GプラントPCR キット
KAPA3G Plant PCR Kits
植物由来の精製したDNAあるいはクルード抽出法で調製したDNA(クルードサンプルPCR)のいずれでもPCRが可能となるようデザインされたPCRキット
特長
- KAPA3G エンジニアDNAポリメラーゼ(第3世代)を新たに開発し、PCR阻害物質(ポリフェノールや多糖類など)に対する耐性が大幅に向上
- 植物由来の精製したDNAあるいはクルード抽出法で調製したDNA(クルードサンプルPCR)のいずれでもPCRが可能となるようデザイン
- 直接PCR反応液中に加えた植物組織からのDNAの増幅(ダイレクトPCR)にも使用可能
※注意
- ダイレクトPCRあるいはクルードサンプルPCRを行う前に精製したDNAを用いて反応条件の最適化を行ってください。
- ダイレクトPCRでは、反応中の阻害物質濃度が高くなるため、50 µL未満の反応量は推奨しません。
アプリケーション
- 葉の断片(打ち抜きディスク等)、種子、植物粗抽出物等からの迅速PCR
- トランスジェニックスクリーニングのワークフローの簡素化
- PCRの成功率と再現性の向上
- あらゆる種類のサンプルから長鎖や増幅困難なターゲットの効率的増幅
*粗抽出、またはDNA精製を必要とする場合がございます、また条件検討を要する場合がございます。
参考文献
以下の文献は、ブドウの品種鑑定のため、KAPA3GPlant PCR kitを用いてブドウの様々な部位サンプルから
直接11plex PCR を実施し、SSR解析した事例となります。
Daniele Migliaro et al., Direct multiplex PCR for grapevine genotyping and varietal identification, Plant Genetic Resources, null, pp 14 doi:10.1017/S1479262112000433 (2012)
ダイレクト・マルチプレックスPCRによるブドウのジェノタイピングと品種鑑定
キット内容
- KAPA3G Plant DNAポリメラーゼ(2.5 U /µL)
- KAPA Plant PCR バッファー(2x)
- MgCl2溶液 (25 mM)