クローンエクスプレス ウルトラ ワンステップ クローニングキット
ClonExpress Ultra OneStep CloningKit
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ClonExpress Ultra One Step Cloning Kitは、1個から5個のフラグメントまでの組換えに対応した、次世代のクローニングキット。制限酵素部位を考慮する必要がなく、ほとんどのPCR産物に適合
お知らせ
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2024年3月1日
- 販売中止
- CatNo.:
- C115-01 / C115-02 / Q712-02 / R333-01 / R501-01 / D101-01 / D101-02 / DE111-01 / EN402-01
特長
- シンプル、高速、効率的で、様々なベクターに適する
- 挿入可能な制限酵素部位を考慮する必要なし
- 50 bp-10 kbpのDNAフラグメントを効率的にクローニング可能
- 線状化クローニングベクターとPCR産物を精製せずに直接クローニング可能
- リガーゼは不要で、高いクローニング成功率
相同組換え実験のフロー
A.ベクター線状化
制限酵素処理やインバースPCRにより、線状化ベクターを作成します。
B.インサートフラグメントの取得
①シングルフラグメントクローニングの場合
線状化ベクターの末端15~20 bpの配列を相同配列(青、赤の領域)として、遺伝子配列特異的なフォワード/リバースプライマーの5'末端に付加し、相同配列のフラグメントを増幅させます。
②マルチフラグメントクローニングの場合
プライマーは5'末端に相同配列を付加する必要があり(紺、緑、水色、赤の領域)、フラグメント間およびフラグメントとベクター間に15〜20 bpの相同配列が存在するようにフラグメントを増幅させます。
C.組換え反応
線状化ベクターとインサートを適切な比率で混合し、Exnase とともに 37℃〜50℃で5〜30分間インキュベートします。
D.コンピテントセルの形質転換
反応後の産物は精製せずに直接コンピテントセルへ形質転換することができます。
クローニングの実例
組換え反応の形質転換プレートでは数百個の単一クローンが形成されますが、ネガティブコントロールの形質転換プレートではコロニーの形成数が少なくなります。
コロニーPCRの結果
コントロール実験では、ピックアップした全てのコロニーでクローニングが成功しました。
クローニングに使用するプライマーの補助ツール
Vazyme社にプライマー作成の補助ツールがございますのでよろしければご利用ください。
・シングルフラグメントクローニング用のプライマー作成補助ツール
・マルチフラグメントクローニング用のプライマー作成補助ツール
※いずれも英語サイトです。
アプリケーション
- 高速クローニング
- ハイスループットクローニング
- シームレスクローニング
- DNA部位特異的変異導入
仕様
C115-01 | C115-02 | |
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容量 | 25反応分 | 50反応分 |
2 × ClonExpress Mix | 125 µL | 2 × 125 µL |
pCE-Zero vector, linearized (50 ng/ µL)* | 25 µL | 50 µL |
500 bp control insert (20 ng/ µL) | 5 µL | 5 µL |
保存条件 | -30〜-15℃で保管してください。 | |
使用期限 | -20℃で18か月 ※凍結・解凍の繰り返しは避けてください。 |
*) アンピシリンおよびカナマイシンの両方への耐性があります。