MycoBlue マイコプラズマ検出キット

従来のPCRに比べ、簡便で実験初心者でも行える点が良かった。

サンプルの培地と試薬を混ぜて加熱したのちに目視での比色でマイコプラズマ汚染が判定できるということで非常に簡便です。単に水浴を用意するだけで済みますから。これまではATPをluciferaseで検出する原理に基づいたキットを使用していましたが、そちらでは遠心操作が必要となり、luminometerを用いて活性を見る必要があり、手間がかかりますので。
１時間必要になる60 Cでの反応がさらに短時間で済むように改善されると使い勝手があがります。ただしマイコプラズマの検出原理がこちらでは明らかにされていないので、確実に汚染を確認したいときにはほかの検出原理が明らかな方法を使うとは思います。あくまで簡易チェックの位置づけになります。

添付書はFAQ ＆ Troubleshootingなどあり内容が充実していて、見やすい。
90％コンフルエント以下でも検出できれば、より使いやすい。

安価なところが良い。
結果を数値化できると良い。目視では判定基準があいまい。

つかいやすい

従来品と本キットの残りがあるのですぐには購入しないが、次回こちらを購入したいね、とラボでも全体的にポジティブな意見を戴いた。
実験工程が単純明快で他社のものと比べて簡単なので、実験に慣れていない学生さんにも任せやすい点、価格がこれまで使ってたものより1/5程度なので安かった点が良かった。
陰性、陽性を判断する色がどちらも青系統なので、反応中などときどき確認してたのですが、違いがよくわからなかった。陽性になると青系統以外の明色になるなど、色を変えられるなら変えてわかりやすくしてほしい。

普段使用している3T3-L1がマイコプラズマ感染していないことが分かってよかったです。

今までマイコプラズマの検出はめんどくさいイメージがありましたが培養上清を混ぜて反応させて目視確認するだけなので楽でした
感染量が低い場合の微妙な差は肉眼で確認しにくく観察者ごとに差がありデータとして残しにくいのでプレートリーダーなどでの測定プロトコールやシグナル増幅法などがあるとより良いと思います

■良かった点
・サンプル調製の手間がかからない。
・反応に使用する試薬が少なく、操作が楽。
・結果が、電気泳動ではなく色で判別できるので、楽。
■改善希望点
・反応時間を短くできないか。
・陽性と陰性とでもっと離れた色にできないか。

日本ジェネティクスより

非常に簡便に、マイコプラズマのチェックができました。陽性の結果は、分かりやすかったです。
ポジコンとネガコンは、分かりやすい結果でした。ただ、写真を取ったところ、目視ほど結果は分かりづらく、吸光度での判定も試せれば、良いかなとも思いました。