マイクロ・ディッシュ 35 mm クォッド

µ-Dish 35 mm Quad

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特長

仕切りにより最大4つの同時個別実験を実行できます。
Ph+ featureにより、優れた位相差と均一な細胞増殖を可能にします。
独自のibidi ポリマーカバースリップ底面は、優れた細胞培養性と高解像度顕微鏡用の最高の光学品質を兼ね備えています。
ibiTreat 表面により理想的な細胞増殖性を提供します。

技術的特徴

µ-Dish ^{35 mm, high}の細分版
1つのシャーレに4つの別々のウェル
向きを簡単にするためにマークされたコンパートメント
4分割により試薬量と細胞数を少量化
位相差顕微鏡の観察に適したメニスカスを防ぐ構造(Ph+ feature)
接着剤なしの生態適合材料
開閉が楽な一体型の凹凸
自家蛍光が極めて低い
一般的な染色溶剤および固定溶剤に対応

◆1つのディッシュで4つの実験が可能

µ-Dish ^35mm Quadは、4つのチャンバーに分割されているため、サンプル数とスループットが4倍になります。この機能により、すべて1枚のプレートで個々の細胞株や異なる実験条件を同時に分析することができます。免疫蛍光染色やトランスフェクションなどの標準的な4チャンバーディッシュで行うアプリケーションをサポートします。加えて、ibidi ポリマーカバースリップ底面により、非常に優れた光学性能を提供します(下図)。

◆メニスカスを防ぐ構造

中央の中間プレートはメニスカスの形成を減少させ、鮮やかな位相差光学を可能にします。同時に、このPh+ featureは細胞分布の均一性を高めます。

ibidi のµ-Slide 2 Well ^{Ph +}やµ-Slide 4のWell ^{Ph +}と同様に、µ-Dish ^35mm Quadは位相差顕微鏡や蛍光顕微鏡を問わず、優れた細胞増殖と鮮やかな顕微鏡の解像度を兼ね備えています。

◆ステージ移動を最小限に抑えるためにイメージング領域が小さい

ibidi µ-Dish ^35mm Quadは顕微鏡ステージと対物レンズの移動範囲を最小限に抑えます。異なるウェルを分離する薄い隔壁のために、各ウェル中の細胞は、最小限のステージの移動で迅速に画像化されます。ibidi µ-Dish ^35mm Quadは、ibidiによって発明され、2007年にNikonによってHi-Q 4カルチャーディッシュとして発売されました。生細胞スクリーニングに広く使用されているシステムであるNikon BioStation IMおよびBioStation IM-Qへの適合性はすでに証明されています。

◆最適な細胞接着のためのibiTreat 表面

組織培養処理された親水性のibiTreat 表面を持つµ-Dishesは、多くの接着細胞の培養や顕微鏡観察に最適です。独自のibiTreat 表面は、それ以上のコーティングなしで、接着細胞に使用可能です。

◆蒸発を最小限に抑えるためのロック機能付きの蓋

すべてのibidi µ-Dishesは、特別なふたのロック機能を備えています。ロック位置は蒸発を最小限に抑え、それによって非加湿環境での長期研究に優れた条件を提供します。細胞培養中のガス交換（二酸化炭素、または酸素）はディッシュ底面のガス透過性プラスチック材料により維持されます。

蒸発を最小限に抑える必要がある場合（例、インキュベーターの外側、加湿していない顕微鏡ステージなど）にのみ、ロック機能を使用してください。

◆µ-Dish 35 mm Quadの優れた位相コントラスト

ibidi µ-Dish ファミリー

µ-Dish 35 mm, high

µ-Dish 35 mm, low

高ウェル壁

標準的なアプリケーションとして使⽤

低ウェル壁

マイクロマニピュレーション等、より多くの作業を行う際に有用

用途

細胞培養および高分解能蛍光顕微鏡
異なる細胞株または異なる実験条件の同時分析(最大4条件)
免疫蛍光染色
生細胞イメージング
トランスフェクション

仕様

直径	35 mm
1ウェルあたりの体積	300 µL
液体の高さ	4.0 mm
1ウェルあたりの成長面積	0.85 cm²
1ウェルあたりのコーティング面積	2.46 cm²
仕切り壁	0.6 mm
直径成長面積	21 mm
高さ（蓋あり/蓋なし）	12/10 mm
底面	ibidi ポリマーカバースリップ