ビバフロー200 クロスフロー式ろ過ユニット(試料容量:0.5 L-5 L、有効ろ過面積:200 cm2)

Vivaflow 200 Crossflow Cassette

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2ユニットまで接続でき洗浄再使用可能な使い捨てラボ用クロスフロー式ろ過ユニット

特長

  • 大量の試料(0.5 L-5 L)を短時間濃縮可能
  • 独自の “フリップフロー方式” により、高濃度溶液でも高流束(乱流)を再現
  • ディスポーザブル価格で、しかも洗浄再使用可能
  • アクセサリーを接続して循環濃縮や溶媒置換(脱塩)も可能
  • ユニットを連結して(直列又は並列)スケールアップに対応
  • 残液量や膜の状態を目視できる透明なハウジング

アプリケーション

  • バイオ医薬品研究分野での抗体や組換えタンパク質の濃縮及びダイアフィルトレーション
  • 診断薬向けタンパク質の少量生産ロットでの濃縮
  • 細胞培養上清中のウイルスや環境試料の濃縮
  • ナノパーティクルの濃縮

膜材質

  • PES(ポリエーテルスルホン):目詰まりし難く、高流量、低吸着、広範囲のpHに適合
  • Hydrosart:ザルトリウス独自のセルロースを応用した特殊素材で低タンパク吸着、高回収率を約束します。

分画分子量の選定基準

  • 濃縮目的:濃縮したい溶質の分子量の少なくとも 『1/2以下』の分画分子量の膜を選定してください。
  • 除去目的:除去したい溶質の分子量の少なくとも 『2倍以上』の分画分子量の膜を選定してください。

タンパク質の非特異吸着を更に抑えたい場合

  • 5% SDS、0.1% Tween20、0.1% Triton-Xのいずれかの水溶液でデバイスを満たします。
  • 一晩放置してから、使用直前に脱イオン水ですすいで使用します。


【ご注意】

  • 製品に搭載の膜には、若干のグリセリンとアジ化ナトリウム(NaN3が含まれています。
  • これらが実験に影響する場合は、ご使用前に500 mLのイオン交換水でろ過洗浄してください。
  • 流速200-400 mL/分、操作圧2.5 barで約400 mLろ過し、接続のチェックも行ってください。
  • 洗浄後は、膜を乾燥させないでください。詳細は、取扱説明書をご覧ください。

包装内容

  • 本体(1個)
  • 片側メス・ルアーフィッティング付きPVC製LS16チューブ(インレット用、1 m×1本)
  • 片側メス・ルアーフィッティング及び流量リストリクター0.6 mm付きPVC製LS16チューブ(リターン用、1 m×1本)
  • 片側メス・ルアーフィッティング付きPVC製LS16チューブ(ドレイン用、1 m×1本)
  • 圧力指示計 VFA020(1個)

⇒ペリスタポンプ(外径6.4 mmチューブ用)と容器(ビーカーやフラスコ)が2つあれば、直ぐに使用可能なパック包装になっています。

試料容量に対するビバフロー200の必要ユニット数

  • 100-250 mL:使用不可
  • 250-500 mL:使用不可
  • 500 mL-1 L:1モジュール
  • 1-2 L:1モジュール
  • 2-3 L:2モジュール
  • 3-4 L:2モジュール
  • 4-5 L:2モジュール


【耐薬品性】

ドキュメントタブより取扱説明書をご覧ください。

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