ビバスピンターボ 4 (試料容量:4mL/アングルローター、4mL/スイングローター)

Vivaspin Turbo 4

(0件)

新型高速遠心式ろ過ユニット

特長

  • 垂直2枚膜ろ過構造 (特許出願中)
    ・クロスフローに匹敵する流体構造
    ・最速処理速度と最大濃縮を実現
    ・高流速のPES膜により濃縮処理時間を大幅短縮
    ・タンパク質等の試料用に最適化
    ・高分子・粘性サンプルにも適用可能
  • 新型Angular Dead Stop Pocket構造
    ・ピペットでの試料回収操作が容易で確実
    ・最高回収率を実現(>95%)
  • 新素材採用によ耐薬品性が大幅に向上
    ・許容pH範囲:pH1-pH14
    ・NaOH(2N)、アセトニトリル(10%)、アセトン(10%)、エタノール(70%)、メタノール(60%)に使用可能
    ・1N NaOH洗浄によるパイロジェン除去(エンドトキシン・フリー化)可能
    ・支持体の材質をBS樹脂にして『ひび割れ』を防止

膜材質

  • PES(ポリエーテルスルホン)膜:目詰まりし難く、高流量、低吸着、広範囲のpHに適合

分画分子量の選定基準

  • 濃縮目的:濃縮したい溶質の分子量の少なくとも 『1/2以下』の分画分子量の膜を選定してください。
  • 除去目的:除去したい溶質の分子量の少なくとも 『2倍以上』の分画分子量の膜を選定してください。

遠心ローターへのセット方向

  • 目盛りが印刷されている面を『横向き』に、且つデッドストップの三角コーナーが『ローターの外側(上側)』になる様にセットしてください。
  • 膜への透過方向と遠心方向を 『一致させないこと』 が重要です。
  • これにより、膜近傍でのゲル化(濃度分極)現象及び目詰まりを防止でき高流速が得られます。
    *スイングローターで使用する場合は、セット方向を問いません。

タンパク質の非特異吸着を更に抑えたい場合

  • 5% SDS、0.1% Tween20、0.1% Triton-Xのいずれかの水溶液でデバイスを満たします。
  • 1晩放置してから、使用直前に脱イオン水ですすいで使用します。

【ご注意】
製品に搭載の膜には、若干のグリセリンとアジ化ナトリウム(NaN3)が含まれています。
これらが実験に影響する場合は、最大量のバッファーかイオン交換水を遠心ろ過する事でリンスしてください。
リンス後は、膜を乾燥させないでください。詳細は、取扱説明書をご覧ください。

推奨遠心力

分画分子量(MWCO)  アングルローター スイングローター
3K-50K PES    7,500 x g 4,000 x g
>100K PES  5,000 x g 3,000 x g

耐薬品性

ドキュメントタブより取扱説明書をご覧ください。

お問い合わせはこちら