CT-Pro20 パラフィン包埋装置

特長

低発現分子の免疫染色や in situハイブリダイゼーションなどに最適。毒性の高いキシレンを使用する必要がなく、代替キシレンG-NOXで高品質のパラフィンブロックが作製できます。

1. 実験台に乗るコンパクト設計・分子病理スケール
   幅：43 cm、奥行：43 cm、高さ：69 cm
   ロータリー式の卓上型包埋装置としては世界最小スペースです。
   
   
   
2. 毒性・環境：キシレンフリー
   キシレンフリー
   キシレンは必要ありません。環境にやさしい、代替キシレン剤の専用試薬『G-NOX』はキシレンに比べ低毒性・低臭姓ですので実験室内での設置場所は選びません。（ドラフト不要）
   
   揮発防止機能
   揮発防止蓋が稼働中の溶液の揮発を最小限に抑えます
   
   液ダレ防止機能
   液ダレ防止カバーによりバスケット移動時の液ダレを防ぎ、装置の汚れを抑えます。
   
   密閉設計
   装置は密閉式。活性炭フィルターにより臭いも気になりません。
   
   排気オプション
   オプションで排気ダクトユニットをご用意しております。
   本機器チャンバー内からドラフトチャンバーなどに直接排気することができます。
   
   
3. データ
   感度向上：専用試薬G-NOX
   G-NOXはRNAの分解を抑えるため、in situ ハイブリダイゼーション（ISH)の検出感度を高めます。
   免疫染色（IHC)にも最適です。
   
   処理時間短縮と浸透不良回避「ツイスト攪拌システム」
   従来型の回転式攪拌に加えて、上下の動きを加えたツイスト攪拌させることで溶液をしっかりと攪拌し、
   素早く均一に浸透させことで分子病理サンプルの検出感度の向上に貢献します。
   
   デリケートな処理が可能
   組織だけでなく細胞をやさしく包埋できます。3D培養・接着・浮遊細胞などの標本作製に最適です。
   
   
4. 安全機能
   セーフティ・トレイ
   セーフティトレイと呼ばれる構造を採用する事で、万が一溶液がこぼれても装置にダメージを与えることなく、ドレインからこぼれた溶液を排出させることが出来ます。
   
   
   自動停止機能
   PPセンサーは溶け切っていないパラフィンが装置に設置されている際に事前に検出し自動停止することで装置にダメージを与えることを回避します。
   
   
5. 効率
   最大20カセット
   最大2バスケット使用する事で20カセット（10カセット/バスケット）の同時処理が可能です。
   
   溶液容量250 mL
   溶液の必要量は、各層それぞれ約250～300 mLの少量で稼働できるので、溶液交換を頻繁に行う必要のある分子病理サンプルでは、経済的かつ廃液量も抑えることができます。
   
   トータルサポート
   組織、細胞の固定～ブロック作製および様々な染色に関わる技術を当社がトータルサポート致します。
   CT-Pro20を用いることで試料作製技術の標準化が可能となります。
   
   

オプション：排気ダクトユニット
本体側面の排気ファンからの排気を、外部に漏らさず直接ドラフトチャンバー内に送ることが可能になります。
本体を設置した後でも容易に接続できます。価格等に関してはお問い合わせください。

環境対応型キシレン代替剤 G-NOX ＜CT-Pro20専用試薬＞

• 低臭・低毒性で安全性が高いG-NOX
• 組織のパラフィン包埋工程における中間財として、CT-Pro20専用に開発されました。
• 有機溶剤中毒予防規則 ： 非該当
• PRTR法 ： 非該当

仕様

• 処理工程数　：　12槽（有機溶媒槽 9槽，パラフィン槽 3槽）
• パラフィン槽温度　：　２点選択（55℃または65℃）
• 処理可能カセット数　：　最大20個（2カゴ同時使用時）
• 入力方式　：　タッチパネル　
• 排気処理　：　活性炭フィルター（オプションで排気ダクトユニット接続可能）
• 使用環境温度　：　室内温度10℃～25℃
• サイズ　：　430×430×690 mm（W×D×H）
• 重量　：　約30 kg（本体のみ）
• 電源　：　100～120V、15A

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キシレン代替試薬 G-NOX