タンパク染色試薬 Q-ステイン
FastGene™ Q-Stain
面倒なゲルの前処理・後処理が不要で、最短10分でバンドが検出できるタンパク染色試薬。
メタノール、酢酸を使ってないので安全で処理が簡単
特長
- 染色手順全体は約10 分~60分(一般的なCBB染色法は、170~200分)
- ゲルの前固定処理不要、脱色不要、脱色液交換不要
- 高感度:45 ngのバンドが検出可能 *弊社自社ラボ検証結果
- 高効率:25 mL/ゲルで染めることが可能(40枚/1 Lボトル)
- メタノールフリー:有害なメタノールを使用していないため、他の染料よりもはるかに安全に使用可能。また、メタノールの脱水効果に伴うゲルの収縮やしわが生じない
- メタノールや酢酸を使っておらず、不要なメチル化やアセチル化が起きない(質量分析に最適)
使用事例
事例1:「大腸菌ライセートを用いたPAGEゲル染色比較」
本データは、理化学研究所生命医学研究センター免疫遺伝子発現研究YCIラボ、吉田英行先生のご厚意により掲載させていただきました。
染色条件
Q-stai | 10 mL使用、10分染色、脱色なし |
CBB | 自家製、オーバーナイト、脱色 |
各サンプルおよび実験条件は>>こちら
【お客様コメント】:
大腸菌を用いたタンパク質発現系において、発現の有無や可溶化、溶出フラクションのチェックなど様々な場面でQ-stainを使用しました。今まではCBB染色を行っていましたが、ひとつのチェックに数時間からオーバーナイトかかっていました。しかしQ-stainにより、高発現のタンパク質では数分、低発現のものでも30分でチェックできるようになり、すぐに次のステップに進めるようになりました。その結果、精製までの時間が飛躍的に短縮され、活性が高いタンパク質が得られました。
製品の使用感ですが、期待以上にすぐ染まりました。脱色したほうが綺麗ですが、目でチェックする分には脱色なしで十分でした。感度はCBBと同程度でしたので、急ぐときはQ-stain、急がないときは安価なCBBと使い分けてもよいと思います。
事例2:「染色時間変化比較および脱色の効果検証」
【11.72 ngの目視検出とiPhone撮影画像】
*弊社自社ラボで実証試験データ
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