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  • お客様事例

KAPA EvoPlus Kitによるライブラリー調製とシーケンス結果

東京薬科大学 生命科学部 生命医科学科 ゲノム情報医科学研究室
細道 一善 様、岩内 陽子 様

お客様のコメント

KAPA EvoPlus Kit は初発溶媒にTEが含まれていても精製の必要が無く、操作も簡易化し、ライブラリー調製が初めての学生さんにも簡単に使用してもらう事が出来ました。また、作業時間が大幅に短縮された事でより多くの検体を一度に調製可能になり、作業効率が大幅に上がりました。

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概要

【Cat.No. 09420037001、09420053001、09420339001】

KAPA EvoPlus Kitは、従来品であるKAPA HyperPrep Kit(Cat.No.KK8500)のような超音波による物理的な断片化を行う装置を必要とせず、キット中に含まれる断片化酵素により、断片化からライブラリー調製までを一括で行えるキットである。
これまで同コンセプトの製品としてKAPA HyperPlus Kitが発売されているが、EDTAを含むサンプルでは断片化の効率に影響を与えること、また操作工程が多いことに課題点があったため、新たに改良品として本製品が発売された。
今回、製品の改良点を確認するため、KAPA EvoPlus Kitを用いてライブラリー調製を実施し、EDTAによる断片化の影響がないことを確認した。また、シーケンスを実施してHLAのタイピング結果から、KAPA HyperPlus Kitと同様の結果が得られるか比較を行った。
その結果、EDTAによる影響はなく、従来品と同等の結果を得られることが確認できた。

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