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  • お客様事例

バンバンカーhRMを用いたがん幹細胞スフェアの凍結保存

関西医科大学 附属生命医学研究所 細胞機能部門
林 美樹夫 様

お客様のコメント

血清由来の細胞分化リスクを避けるため、血清を含まない凍結保護液を探していました。検討の結果、バンバンカ― hRMの以下の点を高く評価しました。
• 凍結に弱いがん幹細胞の凍結解凍後の生存率が非常に高いようです。
• 他社製品より安価で、コストパフォーマンスに優れていると思います。
また、今後、「凍結保存した」がん幹細胞スフェアを以下の実験に使用したいと考えています。
① スフェアの分散した後に行う、がん細胞の細胞増殖アッセイ
② がん細胞に有効な薬剤のスクリーニング
③ スフェアをヌードマウス脳内に接種する脳腫瘍モデル動物の構築。および、このマウスを使用した薬物の有効性を、生存期間で評価

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概要

【Cat.No. CS-11-001】

細胞塊(スフェア)は、薬物の有効性のスクリーニング評価など、2次元培養の状態よりも生態内で近いモデルとして近年有用性が増しており、様々な研究において、使用される事例が増えております。
一方、細胞凍結保管液は、細胞を最適な状態で保管し、必要な時に使用するために重要であり、再生医療などでその重要性が増してきています。
弊社取り扱い製品である、バンバンカーは血清を含まないため、血清に由来する分化の可能性を気にされる方も、使用できる試薬です。
特に、今回紹介させていただくバンバンカー hRMは、ヒト以外の動物由来物も含まず、ヒト細胞を扱う際に、不要なリスクを抑えることができます。
本アプリケーションノートでは、ヒト由来のがん幹細胞のスフェアをバンバンカー hRMを用いて凍結・解凍したプロトコルをご紹介させていただきます。

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