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  • お客様事例

ibidiポリマーを利用した初代培養神経細胞の観察事例

東京大学 大学院薬学系研究科 薬品作用学教室
森川 勝太様、河野 玲奈様、小山 隆太様 、池谷 裕二 様

お客様のコメント

これまで使用していたガラスボトムディッシュと比較しても同等クオリティの画像を取得することができ満足しています。
また、これまで、1サンプルに対して1つのディッシュを用いていましたが、ibidiマイクロスライドを用いると最大 8サンプルを同時に培養・撮影することができるため、作業効率が上がったことや、インキュベーター内のスペー ス削減に繋がったことも大変気に入りました。

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概要

【Cat.No. ib80806】

神経細胞は、シナプスを介して情報伝達を行っている。シナプスは、数マイクロメートル程度の微細構造であるため、顕微鏡観察を行う際、低ノイズ・高解像度での画像取得が求められる。
今回、ガラスに代わる顕微鏡観察用カバースリップ素材である“ibidi ポリマー”の性能を検証するために、マウス初代培養神経細胞の画像を取得し、ガラスボトムディッシュと比較した。画像取得には、Nikon共焦点顕微鏡A1HD25を使用し、ライブセルイメージングとPFA固定(免疫蛍光染色)したサンプルを観察した。
なお、より精細な観察を実現するために、画像にはデコンボリューション法による画像処理を加えている。
この結果、ibidi ポリマーでも、ガラスボトムディッシュと遜色ないクオリティーの画像が取得できた。
このように、ibidiポリマーは、神経細胞観察においても、その性能が発揮できることがわかった。

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