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  • お客様事例

ヒト爪からのKAPA3G Plant PCR Kitを用いた ダイレクトPCRの事例

東京医科大学 生化学
森谷 昇太 様

お客様のコメント

学生実習で、口腔内粘膜細胞をサンプルとしたPCR実習を行っています。
(アプリケーションノート2018〈11〉PCR法によるアルデヒド脱水素酵素のSNP解析 参照)
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、口腔内粘膜以外(感染リスクの低い検体)をサンプルとしたテーマを検討する必要性が生じました。
そこで、予備実験として、クルードなサンプルの増幅に定評がある日本ジェネティクスさんのKAPA3G Plant PCRKitを試してみたところ驚くべきことに、爪から直接、PCR増幅することに成功しました。
「Plant(植物)」という商品名ですが、実験動物のジェノタイピングなどにも幅広く活用できる可能性を感じました。
ダイレクトPCRに興味がある方は一度試されてみてはいかがでしょうか。

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概要

【Cat.No. KK7251、KK7252、08041091001】

クルードなサンプルから抽出を行わずに、ダイレクトにPCRを行うことは、手順の簡便化にもつながり、非常に有用な手段です。
しかし、クルードなサンプルは、PCR阻害物質を含むことが多く、アプリケーションとしての難易度は高くなります。
阻害物質への耐性が非常に高いKAPA3G Plant PCR Kitにてクルードかつ微量なヒト爪サンプルにて、ダイレクトPCRが行えるかを検証しました。

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