406views
  • お客様事例

水草ミズハコベのRNA抽出法の検討と逆転写酵素反応の比較検討

東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻
古賀皓之 様

お客様のコメント

葉の発生の研究にあたって、様々なサイズの組織からRNAを抽出することがよくあります。
FastGene™ RNA Premium kit は、比較的多量の組織からごく少量の組織まで、単一のキットでカバーできる点や、少量の場合は最終溶出の容量を10 μLまで減らせる点が使いやすく感じています。

406views

概要

【Cat.No. FG-81006、FG-81050、FG-81250、NE-LS62、NE-LS63】

植物の多様な葉の形態の進化メカニズムを、発生の観点から理解するための研究をおこなっています。
私の所属する研究室では、葉の発生の仕組みを調べるためにさまざまな非モデル植物をつかって研究を行なっていますが、私は特に水辺に育つ植物、いわゆる水草、を主な実験材料としています。
今回、これら水草の一種であるオオバコ科のミズハコベを用いて、RNA抽出法の検討と、逆転写酵素反応の比較検討を行いました。
FastGene™ RNA Premium Kitを使ったRNA抽出では、操作の一部を変更することで、十分な量のRNAを抽出することに成功しました。
また、逆転写酵素反応では、高発現の遺伝子だけでなく、発現量の低い目的転写産物と長鎖の受容体遺伝子で転写が行なえることを確認できました。

関連シリーズ

お問い合わせはこちら