ミドリグリーンアガロースタブレットで作成した先染めゲルをバッファー中に4℃で保管する場合、核酸の染色には影響しますか？

ミドリグリーンアガロースタブレットで作成した先染めゲルを、ミドリグリーンアドバンスを含まないバッファー中で保管しますと、ゲル中に含まれるミドリグリーンアドバンスが拡散してしまいます。結果的に感度の低下につながりますので、ご留意ください。

先染めゲルの保管に共通することですが、バッファー中で保管する場合は、バッファーにも同じ核酸染色試薬を添加する必要があります。
もしも短期間の保存であれば、トレーのままラップ等に包み、アルミホイルなどで遮光してから、4℃で保管いただくこともできます。

詳細は、下記製品評価試験データ「Midori Green Advance 先染めゲルの長期(3か月)保管テスト」をご参照下さい。

テクニカルノート2018<01>「Midori Green Advance 先染めゲルの長期(3か月)保管テスト」

また、本製品は、TAE、TBEタイプがございますので、保管に用いるバッファーの種類を必ず合わせてご使用下さい。

（TAEタイプであれば、TAEバッファー中に保管してください。）

バッファー非含有タイプにおいても、ゲル作成時のバッファーと保管に用いるバッファーは、合わせてください。