Q

長鎖DNAの抽出で、High-Pass プログラムを使用しています。 どのくらい少ないDNA量で使用できるでしょうか? また回収率はどのくらいでしょうか?

High-Pass プログラムでは、インプットDNA量は数μgが望ましいですが、
少なくとも500ng以上を推奨しています。

 

ただし、回収率はインプットDNA中にターゲットサイズがどの程度含まれているかに依存します。
そのため適切なインプットDNA量やターゲットサイズの回収率を見積もるためには、
あらかじめインプットDNAの分布を適切な手法で確認することが重要です。
DNA分布の確認は、Pippin PulseやCHEF-Mapperなどのパルスフィールド電気泳動で実施いただくことをお勧めします。
TapeStationやBiopanalyzerなどのマイクロ流路型電気泳動ではスメアDNAを
泳動した場合に、テーリングが発生して存在しない高分子が検出されることがありますので、お勧めできません。

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