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御社のFastGene Plasmid Mini Kitを使用させていただいております。 MP6を入れて溶出をした後に溶出液を確認すると白くもやもやしたものがたまに入っているのですが、こちらはカラムに起因するものでしょうか? 何かご存知でしたらお教えください。

可能性としましては、洗浄バッファーmP5のキャリーオーバーが考えられます。 このバッファーはエタノールを含んでおりますため、溶出バッファーmP6に混入すると、 界面を形成したり、塩などを析出させたりすることが考えられます。 使用されたプロトコールにより、以下をご確認ください。 (1)Fastプロトコールでのキャリーオーバーの可能性 もしもFastプロトコールの場合、洗浄バッファーの液量が多く、遠心後の廃液面がカラムに近い位置にありますため、何かの拍子にカラムの下部に液滴が付着してしまう可能性があります。 Fastプロトコールでは、その他のプロトコールとは異なり、この後に乾燥ステップがなく、そのまま溶出ステップに進むため、溶出の遠心時に、カラムに付着していた液滴が一緒に落ちてしまい、キャリーオーバーいたします。 この場合、洗浄バッファー遠心後のカラムの廃棄時に、液滴がカラムに付着しないようご注意ください。 (2)その他のプロトコールでのキャリーオーバーの可能性 こちらは少し考えにくいのですが、もしも遠心力および遠心時間が不足している場合、洗浄バッファーがキャリーオーバーする可能性があります。 この場合、最後の乾燥ステップで、遠心時間を少し長め(3~4分)に設定ください。

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