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ハンドブックにて「1.5 mL Protein LoBind Microcentrifuge Tubes」の使用が推奨さてれおりますが、必ずタンパク低吸着チューブを使用しなければいけないものでしょうか? また、タンパク低吸着チューブを使用しないと、どのような影響があるのでしょうか?

動物細胞などのサンプルにはタンパク質が含まれています。

Lysisなどの工程でタンパク質を除去していきますが、タンパク低吸着ではないチューブを使用すると、残存したタンパク質がチューブに吸着することによるキャリーオーバーが発生しやすくなり、最終的に得られるDNA溶液の純度(NanoDropなどによるUV測定)が低下する傾向にあります。

 

DNA溶液の純度が低下すると、その後のアプリケーションへの影響が懸念されるため、タンパク低吸着チューブの使用が推奨されています。

 

タンパク低吸着ではないチューブを使用してDNA抽出することも可能ですが、上記のとおり、純度が低下してダウンストリームに影響が出るリスクがありますので、お客様のご判断のもとで実施ください。

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