Q

チャンネルの高さの違いによる種類があるようなのですが、どのように選択すればよいでしょうか?

チャネル高は、以下の点を考慮しながらご選択ください。

なお、本製品フリーサンプルがご用意できます。

本回答と併せて、実際に使用しご比較いただけば、なお良いかと存じます。

 

①灌流実験を予定している場合

灌流培養下での使用を予定しているのであれば、灌流培養で取り扱いしたい流量が選択のポイントになります。

 

チャネルタイプのスライドは、容器の入り口がルアーになっているように、(ibidi)ポンプを接続し、灌流(フロー)培養での流路として使用できるよう設計されております。

このため、多様なシェアストレス(もしくは流量)を取り扱いができるように、0.2、0.4、0.6、0.8 mmと高さを変えることで流路径が選択できるようになっています。

ibidiポンプと併せて使用する場合のシェアストレス・流量は下記資料p.25~29に記載がございます。

もし、灌流培養でご使用されるのであれば、本資料などをご参照に、取り扱いたい流量に併せてチャネル高を選択ください。

資料:Instruction Manual ibidi Pump System Version 2.6

 

②細胞培養/イメージング用スライドとして(静止培養環境で)使用する場合

静置培養で使用する場合には、チャネル高に比例し、培養時の培地総量が変化する点がご選択のポイントになります。

 

培地総量が少ない場合、老廃物等が溜まりやすく、長期培養時に細胞生育にこの影響が出る場合がございます。

このため、ibidi社では、静置培養目的の使用時は、チャネル高0.2 mmは避けるよう推奨しております。

一方、培地の総量が大きすぎると、細胞に与える試薬量などが多くなるため、コスト面でのメリットが少なくなります。

 

一般的には、培養目的でご使用される際には、培地量が十分に確保できる0.6 mmもしくは0.8 mmをご選択いただくと良いかと思います。

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