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FastGene™ RNA Kitと組み合わせてmiRNA精製を行う場合、RW2で2回洗浄を行う手順になっているが、RW1は使用しないのか?

マニュアル通りRW2の洗浄を2回行っていただく方法で問題ございません。

カラム精製では、主にアルコール濃度を調整することで、RNAのカラムへの結合度合いを調整しています*。

miRNAエンハンサーは、カラム結合条件をRNAの結合力が強くなるように溶液組成を調整するための試薬となっております。

また、同様の原理で、結合後、エタノール濃度の低い(洗浄力の強い)ウォッシュバッファーで洗浄すると、高効率でmiRNAは洗い流されることになるため、RW2のみで洗浄を行っていただく必要がございます。

 

よって、miRNA精製のみでご使用される場合、FastGene™ RNA Kit内のRW1は使用しないため余ります。

 

* RNAは疎水性相互作用を介してカラムに結合しております。

水と比較して極性の低いエタノール濃度が高い程、疎水性相互作用が強く、結合力は高くなります。

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