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アガロース電気泳動後、40%エタノールなどを含む特殊な染色方法でゲルを染色しました。 この後、このキットで問題なくDNAをゲル抽出可能でしょうか?

本キットは、一般的なTAEおよびTBEアガロースゲルからのDNA回収を想定して開発されておりますため、 それ以外の条件については検証されておりません。大変申し訳ございません。 キットの開発において、上記のアガロースゲル(2.5%以下)300mg以下を、500uLの結合バッファーで溶解した条件で、50bp以上のDNAが効率的に結合するように、バッファー組成が最適化されております。 (このため、取扱説明書5ページの仕様に、ゲルの抽出で”2.5%TAEまたはTBE”と記載させていただいております。) このため、ゲルの成分組成の条件によっては、過剰に結合したり、逆に結合しにくくなったりする可能性が考えられます。 また、DNAがアガロースポリマーに固定化してしまっている、バッファー条件が異なることでゲルが溶解されにくくなった、などの場合も、回収が難しくなる可能性がございます。 なお、本キットは、市販されている他社のシリカメンブレン法によるスピンキットと原理的には ほとんど同じですので、他社キットで回収できる場合には、基本的には本キットでも回収できる 可能性がございます。
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